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自主管理 管理組合法人と管理人

シャトー富士は自主管理方式のマンションです。

また、管理組合は法人化されています。

住戸数も140戸以上と多くなると、管理費や修繕積立金の予算も大きいのでしっかりした組織で、各組合員が意識を持って管理することが大切です。

先年の大規模修繕でも、予算は約1億4千万円の規模で行われました。

この規模の大規模修繕を、仕様作成、業者選定、など最初の工程から、受取検査や工事後の保障工事の要望まで、最初から最後まで、自分たちだけで行えるマンションは少ないと思います。もちろん、顧問建築士や顧問弁護士などの専門家のサポートも受けますが、管理組合がきちんと機能し、組合員の自助協力の意識が高いことを証明していると思います。

日頃の管理は管理組合法人で雇用している管理人と会計担当者が常駐しております。その点でも、共有部分のトラブルなどへの対応は迅速だと思います。

管理人はマンション住み込みなので、住民とのコミュニケーションも良好で、管理人が住民の声の窓口になることで、管理組合も住民の要望に素早く反応することができています。

それに、専門の管理会社を使わないので、管理費がかなり安くなります。

もちろん、修繕積立金は古いマンションなので平均的な金額を徴収していますが、普段のマンション保守管理においては、十分な予算が確保できています。

最近の新築マンションはほとんどが管理会社による管理が一般的です。しかし、管理会社は企業として営業利益を追求して業務を行っているので、本来管理組合が目指すべき住民の利益とは必ずしも一致しません。

良く聞くのが、管理業務の境界線の曖昧さです。管理対応する時間も、夜中の水漏れなどが発生すると、管理会社としては、高い人件費に加え、夜中の時間外手当も必要です。しかも、大手でも、夜間常駐者は少なく、一人で何棟ものマンションを担当するので、連絡してもなかなか駆けつけてくれません。つまり、本来管理組合が行うべき業務も、管理会社の都合によって、住民各戸が対応せざる得ないことが多いのです。

逆に、トラブルが無い場合にも、巡回などの経費は発生します。平穏な日常生活の中では無駄な費用と言えるでしょう。

一番良いのは、日常の何もない時には余計な費用がかからず、水漏れや故障などのトラブルがあった際にだけ専門業者が対応してくれることです。

そんな、都合の良い管理の形態を選べる点が自主管理の良さでしょう。

今後は、住民の高齢化や少子化などで、マンションコミュニティを維持することが難しくなっていくと思います。そんな中で、どのようにマンション管理を維持するか、検討が必要でしょう。

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